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救急室について—われわれの病院の場合を中心にして
岩本 正
1
,
針生 常郎
1
,
橋本 美輝
1
,
手島 英
1
,
鈴木 寛
1
,
柳田 英治
1
,
岩淵 隆
1
,
鈴木 茂
2
1仙台岩本病院
2仙台岩本病院薬局
pp.855-865
発行日 1961年12月1日
Published Date 1961/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201857
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救急室の必要性に関して述べたもの,またその利用度等に関する統計などは,われわれが探し出すことのできた範囲でもかなり多く見られるが(文献の部参照),その構造,設備,機能などに関して書かれたものは少ないようである。われわれは数年来,われわれの病院で救急車および救急室を運営してきた。もちろん,これは始めから現在のようなものではなく,ことに臨み,機にふれて,できる範囲内で少しずつ進化させてきたものであり,また現在の姿や考えが決して最終のものではなく,これからも進歩し,改められて行くものと思うが,前にも述べたように構造,設備,機能等に関するまとまつた記載が少ないという理由から,一応われわれの場合を中心にして,他の文献なども参考にしてその点を述べてみたいと思う。
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