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アメリカの病院現況
橋本 寛敏
1,2
1日本病院協会
2聖路加国際病院
pp.5-12
発行日 1961年1月1日
Published Date 1961/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201749
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羽田からジェット機DC−8に乗つて25,500尺の高空を快適に飛行し続け,17時間45分でサンフランシスコまで行つた。途中ウエーキ島とホノルルで休んだ時間を除くと飛行時間は13時間だけ。7時間の時差があるのに,あまり速く到着したので睡眠時間が狂い,日中も眠くて困つた。
サンフランシスコではアメリカ病院協会の年次大会に出席したのだが,これは全く病院学会であつて,会長Russell A.Nelson (ジョンスホプキンス大学病院長)指揮の下に計画され,米国病院医療に関するあらゆる問題を研究するために催されたのであつて,問題による分科会が多く,来会者全員の出席する総講演会は比較的少い。講演,討論の傾向はNelsonが本年1月Hospitalに,『現代社会においてますます重要性を増す病院医療を担当するわれわれすべてに挑戦する諸問題』として発表した線に沿うものであつた。
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