私の病院の試み
市販体温計の試験について
大島 虎之助
1
,
片桐 久子
1
,
村上 寛
1
1国立石川療養所薬局
pp.385-390
発行日 1959年5月1日
Published Date 1959/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201514
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緒言
戦後十余年を経過した今日,資材であるガラス,水銀の品質向上と,製作技術のたゆまざる研究によって,日本の体温計は世界の最高水準にあるといわれている。
私どもは最近わが国で自他ともに誇るA,B,C銘柄の平型体温計各100本余を入手し,現在療棟で使用せる体温計とともに,温度の器差,水銀の振り下げ,水銀の純度,ガラスのアルカリ溶出などの試験をしたのでその結果について報告する。
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