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某病院の手術室
荒瀨 進
1
1國立善通寺病院
pp.31-32
発行日 1951年10月1日
Published Date 1951/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200390
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國立善通寺病院伏見分室は本院から2キロの距離にある。明治30年11月30日,乃木中將(初代,善通寺師團長日露戰の旅順出征中大將となり,その戰功で伯爵となり遂に明治大帝の御跡を慕い,大帝の崩御と共に赤阪の自宅で夫人と共に割腹自刄した。善通寺國立病院の開祖)時代の建設にかゝはる實に歴史的の建築物で今も尚,嚴然として濟世救民の温育場である。
即ち,この伏見分室(國立善通寺分院)は54才である。一度も火災も風害もなくそのまゝの築造物であり,この寫眞はそのまゝの手術場である。
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