特集 地域医療を支える住民の活動
【実践報告】
地域と大学が協働で取り組んだ人材育成―富山県南砺市
山城 清二
1
1富山大学附属病院総合診療部
キーワード:
住民参加型医療システム
,
地域再生システム論
,
地域医療再生マイスター養成講座
,
地域医療を守り育てる会
,
Community-Campus Partnership for Health
Keyword:
住民参加型医療システム
,
地域再生システム論
,
地域医療再生マイスター養成講座
,
地域医療を守り育てる会
,
Community-Campus Partnership for Health
pp.676-679
発行日 2011年9月1日
Published Date 2011/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102088
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筆者は2004年3月に佐賀医科大学から富山医科薬科大学(2006年10月より合併し富山大学となる)へ赴任した.その時の目標が,総合診療の展開,すなわち大学や地域での総合診療の実践と人材育成であった1).赴任当初から,地域での医師養成のために,地域の病院あるいは診療所との連携を考えていた.しかし,初めの2年間は連携できる施設が見つからず,大学病院のみでの診療に留まっていた.
その後やっと南砺市民病院との連携が始まり,2007年5月に総合診療科を立ち上げた.さらに2008年4月に南砺家庭・地域医療センター(診療所)を開設.同時に,複数の診療所と連携できるようになった.そして,2010年4月に日本プライマリ・ケア連合学会に認定されたNANTO家庭医養成プログラムを南砺市民病院と連携して開始した.
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