連載 広がる院内助産所・助産師外来・7【最終回】
【座談会】院内助産所・助産師外来のこれから
飯田 俊彦
1
,
河合 蘭
,
村田 佐登美
2
,
福井 トシ子
3
1社会福祉法人 恩賜財団 済生会支部 栃木県済生会宇都宮病院婦人科 診療科
2社会医療法人 愛仁会 高槻病院産科病棟 看護科
3杏林大学付属病院 看護部
pp.1045-1050
発行日 2009年12月1日
Published Date 2009/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101599
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福井 今,院内助産所,助産師外来が注目を集めています.『病院』ではこれまで6回にわたって「広がる院内助産所・助産師外来」という連載を続けてきましたが,本日はその最終回として,病院のお産にそれぞれの立場から関わっている皆さんにお集まりいただきました.最初に,自己紹介も兼ねて,各施設での様子を簡単にお話しいただこうと思います.
飯田 済生会宇都宮病院の産婦人科長をしています.当院では昨年11月に院内助産所――私たちはバースセンターと呼んでいます――を立ち上げ,昨日までにここで出産した妊婦さんは,74人になりました.実際には分娩途中,あるいは妊娠途中の健診や分娩予約の段階でバースセンターの対象外となった人たちもいますので,最終的に残った人が74人という状況です.
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