連載 広がる院内助産所・助産師外来・1【新連載】
助産師外来・院内助産所の普及に向けて
厚生労働省 医政局 看護課
pp.499-502
発行日 2009年6月1日
Published Date 2009/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101472
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近年,医師不足,特に産科医師や小児科医師の不足の問題や,分娩施設の減少が大きな社会問題となっている.これを受けて,厚生労働省(以下,厚労省)では医師不足対策や医師の負担軽減策を行っており,その流れの中で,助産師本来の役割を改めて見直し,助産師が持つ能力を活用することが,安全・安心なお産の場の確保につながるのではないかとの考えから,いくつかの先駆的施設で行われていた助産師外来や院内助産所の取り組みに着目した.
平成20年度からは,助産師外来や院内助産所の開設促進を目的とした「院内助産所・助産師外来施設・設備整備事業」および,これらの開設をしようとする医療関係者に対する研修を行う「院内助産所・助産師外来開設のための助産師等研修事業」を創設したところである.
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