連載 リレーエッセイ 医療の現場から
女性外来で働く婦人科医から見た「スポーツ・健康医学」の応用
江夏 亜希子
1
1ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック 婦人科
pp.179
発行日 2009年2月1日
Published Date 2009/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101395
- 有料閲覧
- 文献概要
私の働く「ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック」は銀座・中央通りに面するビルの一角にある女性外来です.婦人科,乳腺科,心療内科,内科,泌尿器科などの診療科があり,医師を含めスタッフ全員が女性.アロマの香り漂う「病院らしくない」クリニックです.
そして,私の専門は「女性のための健康スポーツ医学」.スポーツドクターになろうと志したのは中学2年の夏でした.水泳部の激しいトレーニングで体調を崩した時にテレビでロス五輪を見て,あの華やかな場所に行きたいと憧れたのがきっかけです.なんとか医学部に滑り込み,卒業時に専門を決める時,スポーツの現場で活躍している多くのドクターと同様,整形外科に進むべきかと悩みましたが,恩師からの「女性スポーツ選手の身体と心を熟知している女性ドクターの存在も必要」というアドバイスに背中を押していただき,学問的に一番興味のあった産婦人科を選びました.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.