連載 医療ソーシャルワーカーの働きを検証する・25
在宅医療におけるMSWの退院支援―患者の意思を支える専門職として
永野 なおみ
1
1県立広島大学保健福祉学部人間福祉学科
pp.523-525
発行日 2008年6月1日
Published Date 2008/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101212
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在宅医療の実現と継続のためには,当事者である患者・家族の在宅への意思が明確であることが重要である.筆者らは事例調査を通して,在宅医療を選択する過程での医療ソーシャルワーカー(以下,MSW)による支援が,この意思の力を確かなものにするため大きな役割を果たしていることを確認した.患者・家族の思いを尊重しながら,病院とケアマネジャー等地域のスタッフとが連携する在宅医療の支援システムを築くために,MSWが病院に配置されることが必要である.
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