連載 ヘルスケアと緑・3
光を描く―モネの庭
浅野 房世
1
1東京農業大学農学部バイオセラピー学科園芸(植物介在)療法学研究室
pp.198-199
発行日 2008年3月1日
Published Date 2008/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101133
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この連載も,今回で3回目となった.「病院の庭の具体的な作りかたは?」という質問が届き始めた昨今であるが,いま少し,癒しの庭への“みちゆき”にお付き合いいただきたい.今回は,日本人にも有名なクロード・モネを取り上げる.
印象派の画家,クロード・モネ
モネ(1840-1926)は印象派の画家として活躍したが,日本人に最も人気の高い画家と言える.『印象・日の出』や連作『睡蓮』の作品は有名であり,モネ自身の庭が,彼の作品のモデルになったことは日本でもよく知られている.また,“モネの庭”は日本でも再現され,人気のスポットとなっている.しかしその一方で,この庭が,絵のモデルとなった以上に,彼の人生に大きな意味を持っていたことはあまり知られていない.
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