研究と報告【投稿】
当院の意見箱に投函された投書の内容に関する調査
阿部 祥英
1,2,3
,
海老沢 藍子
4
,
瀧山 敦
1,2,5
,
出川 あゆみ
1,2,5
1昭和大学病院
2昭和大学病院附属東病院 患者サービス向上委員会
3昭和大学医学部小児科
4昭和大学病院医事課
5昭和大学病院管理課庶務係
キーワード:
意見箱
,
投書
,
医療の質
,
患者サービス
Keyword:
意見箱
,
投書
,
医療の質
,
患者サービス
pp.50-53
発行日 2008年1月1日
Published Date 2008/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101099
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要旨 患者やその家族が医療・病院に対して求めていることはどのようなことなのか,患者やその家族に接していく医療従事者にはどのような姿勢が必要なのかを考えるにあたり,当院に設置されている意見箱に投函された投書の内容について調査を行った.昭和大学病院の外来および病棟の計23か所に設置されている意見箱に平成17年1月1日から12月31日までの期間に投函された意見数1,017件を対象とし,内容ごとに18種類に分類して集計した.最も多かったのは態度・接遇に関するもので全体の33.7%であった.次に設備に関するものが多く,23.6%であったが,他にも投書内容は多岐にわたっていた.投書内容を詳細に分類することは,病院が対応すべき問題点を具体化する契機となり,今後の医療の質を向上させるための対策を考えるうえで有用であると考えられた.
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