グラフ
”大学病院“での研修現場は今―千葉大学医学部附属病院
pp.713-718
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100880
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今年4月よりスタートした新医師臨床研修制度(以下,今制度).2000年末に「医療法等の一部を改正する法律案」が成立した時から今年4月まで,各病院ではその準備に追われていたに違いない.今制度の基本理念は,プライマリ・ケアの基本的な診療能力を身につけることとしており,研修方式としては,従来,大学病院で行われていたいわゆる“ストレート研修”ではなく,“ローテーション研修”を前提としている.制度の趣旨からしても,“大学病院”は逆風の中のスタートを強いられたといえる.果たして昨年末のマッチングの結果は,“大学病院”の定員割れが全国的な傾向として現れた.研修実績のある市中病院が脚光を浴びる中で,あえて“大学病院”の研修の実態を探るべく,本号では,千葉大学医学部附属病院(以下,千葉大学病院)での研修を紹介したい.
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