特集 医療の本質を捉える
これからの医療を支える哲学
広井 良典
1
1千葉大学法経学部総合政策学科
pp.29-33
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100222
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
様々な意味において,現在の医療が根本的なレベルでの転換点に立っているということについては,医療従事者であるとそうでないとを問わず,多くの人が感じていることであろう.ではその転換ということの実質は何であり,今後の医療を考えていく際の基本的な座標軸はどのようなものであるのか.ここではこうしたテーマを,筆者の専攻領域である科学史・科学哲学および医療政策の関心を踏まえながら,「科学」というもののあり方の変容とそのゆくえという視点を軸にして考えてみよう.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.