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編集後記
上田 敏
pp.294
発行日 1986年4月15日
Published Date 1986/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103554
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桜の季節,新学期の季節である春4月には教育・研究に関係のあるテーマをとりあげることが多いが,今年は第3回のシンポジウムとして「研究法を考える」を企画した.これまでのシンポジウムよりも更に広い範囲の人々に参加して戴きたいと考えた結果,「100人へのアンケート」が実現した.アンケート集計の数字も興味深いが,自由記載の感想も皆さんよく書いて下さり,熟読玩味に価する.大川嗣雄先生の「研究の方法論は優れた研究を多く読んだり聞いたりすることで身につくもので,方法論そのものを取りあげるのは時間のムダ」との手厳しい御指摘を含め,研究の根源に触れる御意見が豊富に寄せられており,「読者参加」を願って企画した者の1人として喜ばしいことである.
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