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編集後記
奈良 勲
pp.213
発行日 1986年3月15日
Published Date 1986/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103541
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昨年の秋,PT協会の全国研修会が「理学療法における治療効果」というテーマで高知で開かれた.未だ旺盛なエネルギーを秘め高度なQOLを堅持してやまない砂原氏の基調講演の後,種々の角度から分科会形式で討議された.当然ではあるが,医療のどの分野においても「治療効果」というテーマはその根底に位置付けされている最も重大な課題である.したがって,この機会に本号の特集として,多少角度を変えてこのテーマを追試してみたいと考えた.
長年PT,OTの仕事を身近かで観察して来られた長尾氏(リハ専門医)には第三者的立場から,PT,OTの治療効果および判定について述べて戴いた.簡潔なタッチではあるが,深い洞察力で論理的に展開して戴き十分な示唆を与えて戴いたと受けとめている.
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