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大腿四頭筋短縮症術後のfollow-up
A Postoperated Follow-up Study for Contracture of the Quadriceps Femoris
武富 由雄
1
Yoshio TAKETOMI
1
1阪大病院リハ部
pp.481-485
発行日 1975年7月15日
Published Date 1975/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101053
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Ⅰ.はじめに
幼児の大腿四頭筋短縮症は全国的に多発している.この問題に対処するため厚生省は医務局内に「大腿四頭筋短縮症に関する研究班」(班長佐藤孝三日大教授)を昭和49年6月発足させた.次いで7月に,日本医師会では「大腿四頭筋問題検討委員会」が法医,産婦人科,内科,薬科,筋肉生理などの専門家8人で構成された.また全国自主検診団(代表高橋晄正,東大医学部ら)が自主検診を進め昭和49年末から注射原因説を指摘し,注射について警告を始めた.日本小児科学会では研究チームが編成された.昭和50年4月,京都で,日本整形外科学会が催され,短縮症関連の演題が7題発表された.ここにのべる演題はその時発表されたもので,大阪大学整形外科,亀井正幸らの研究グループが,術後の追跡調査したものである1).大腿四頭筋短縮症で手術を受けた59人に,試作した判定基準にもとづいて術後成積の検討を行った(表1)
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