メディカルプログレス
阻血性壊死に対する下腿切断術/テレメーター使用による筋電図
大川 嗣雄
1
,
大井 淑雄
2
1横浜市大病院リハビリテーション科
2自治医大整形外科
pp.565
発行日 1974年9月15日
Published Date 1974/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100891
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近年,下肢の阻血性壊死(Ischemic gangrene)に対して,出来るだけ下腿で切断すべき事が強調されて来た.しかし,下腿で切断した場合に創の治療は困難なものとなりがちであった.そこで,下腿切断をするために,切断術そのものに多くの改良が加えられ,その成績も著しく向上してきた.
先ず,Romano,Burgess等は,下腿の後面の皮弁を長くとり,血流の豊富な筋肉と共に前面に縫合するLong posterior flap法(後方皮弁法)(図1)を紹介し,術後義肢装着法と併用することによって好成績をおさめた.
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