鏡下咡語
補聴技術の確立を
大和田 健次郎
1
1東京学芸大学
pp.212-213
発行日 1983年3月20日
Published Date 1983/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492209581
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社会人の高齢化と共に,いわゆる老人性難聴が増加し,補聴器の必要性が高くなっている。一般に補聴器の装用は中年以上に多いが,幼児難聴の早期発見に伴って幼小児の補聴器使用も多くなってきた。生下時からの難聴は言語の習得を妨げるので,幼児の補聴は重大な意味をもつのである。
補聴器は難聴者にとって必要欠くべからざるものであるのに,その供給者にまた使用する難聴者にも,補聴器に対する認識は極めて低い。そのため補聴器の供給システム,補聴器の選択調整などに多くの問題がある。
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