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身体障害者指導所に於ける難聴者の統計的観察
長尾 政明
1
,
松山 三千緑
2
1大阪市立大学医学部耳鼻咽喉科学教室
2西宮市民病院耳鼻咽喉科
pp.534-536
発行日 1956年8月20日
Published Date 1956/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201611
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先に松山1)は大阪府立身体障害者指導所を訪れた難聴者70名につき其の所見を報告したが,私共は今回昭和28年度後半から昭和30年度末迄の2ヵ年半の間に同指導所を訪れた難聴者200例に就いて更に統計的観察を行うことが出来たので,その結果を報告して知見補遺を行う。
患者は何れも身体障害者障害程度等級表による6級(即ち両耳の聴力損失が最低60db)以上のもので勿論既に障害者手帖を有ち,種々の特典に浴しているものであるが,此の度補聴器交附を希望して来た者ばかりである。
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