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欧米に於ける耳鼻咽喉科臨床の一観察記
吉田 申次
1
1福両吉田耳鼻科
pp.337-338
発行日 1955年6月20日
Published Date 1955/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201346
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余は昨年5ヶ月間欧米,各国4ケ国を歴訪し,多くのクリニクを瞥見して歩いた。極めて皮相な観察ではあるが臨床面の大略を述べ度い。
サルフア剤,抗生物質の発見は治療面に大きな変革をもたらした。耳鼻咽喉科領域でも同様で例へば今日では急性乳突炎で乳突鑿開手術をすることは殆んど無くなったと云つてもよい。こんな意味から私は現今欧米諸国で主に手術対称とされているものをあげ更に内視鏡検査の現況にっき一言し度い。
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