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食道異物"釣針"を自然排出せしめた經験
梶川 泰造
1
,
淸水 信博
1
1岸和田
pp.358-359
発行日 1952年8月20日
Published Date 1952/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200728
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緒言
多彩な食道異物症の中には,釣針を食道壁に懸け,これが極めて細少なるために,存在部位さえ発見し難く,摘出にあたる我々をして,焦慮困惑におとし入れる皮肉な場合がある.ここに述べる症例もその1つであるが,ふとした思いつきによつて,幸いに糞便と共に自然排出することが出来たものである.
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