Japanese
English
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外用療法による一種の鱗屑性皮疹について
ON A SQUAMOUS ERUPTION PRODUCED BY THE OINTMENT THERAPY
宗像 醇
1,2
,
浦辺 清道
1,2
,
山畑 阿良太
1,2
,
萩生 真章
1,2
,
高木 繁
1,2
Atsushi MUNAKATA
1,2
,
Kiyomichi URABE
1,2
,
Arata YAMAHATA
1,2
,
Masaaki OGIU
1,2
,
Shigeru TAKAGI
1,2
1日本医科大学皮膚科教室
2日本医科大学附属第2病院皮膚科
1Depertment of Dermatology, Nippon Medical School
2Depertment of Dermatology, Nippon Medical School IInd Hospital
pp.931-935
発行日 1966年8月1日
Published Date 1966/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204453
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I.緒 言
最近主として青年女子の頸部にみられるところの,掻痒の殆んどない境界鮮明な魚鱗癬様或は縮緬じわ様の皮疹については,既に多くの人々より注目され,昭和39年5月,日本皮膚科学会総会において菊地等により誌上発表されたのを最初として,翌年,田代等により同様発表され,又各地雄方会等で報告されてきた。この皮疹に対し坂本は「女子頸部鱗屑疹(仮称)」として,野波等は魚鱗癬様皮疹として発表した。我々もこの皮疹に最初気付いたのは昭和37年6月で以後外来患者を注意深く診ているとかなりこの様な皮疹に遭遇したので,これ等の症例について一括報告する。
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