Japanese
English
特集 泌尿器腫瘍(その2)
綜説
陰茎癌の放射線治療
RADIOTHERAPY IN THE TREATMENT OF CARCINOMA OF THE PENIS
町田 豊平
1
,
田崎 暎生
2
,
荒居 竜雄
2
,
池田 道雄
2
,
望月 幸夫
2
Toyohei MACHIDA
1
,
Eisei TAZAKI
2
,
Tatuo ARAI
2
,
Michio IKEDA
2
,
Sachio MOCHIZUKI
2
1東邦大学医学部泌尿器科
2放射線医学綜合研究所
1Department of Urology, Toho University School of Medicin
2Hospital Division, National Institute of Radiological Sciences
pp.681-684
発行日 1966年6月25日
Published Date 1966/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204403
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I.はしがき
陰茎癌の治療法には,手術療法,放射線療法,化学療法などが行なわれるが,現在でも手術療法を中心とする治療法が圧倒的に多い。しかし放射線療法が手術療法に匹敵するという報告も従来からあつたし,また最近の放射線治療技術の進歩にともなつてその治療成績が非常に向上していることから,放射線治療が再検討され始めている。著者らは最近,陰茎癌の3症例に60Co-mouldingによる放射線治療を施行したが,その治療経過について述べるとともにこれらの治療成績をもとに陰茎癌の放射線療法について考察をくわえたい。
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