Japanese
English
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下大静脈後尿管の1例
RETROCAVAL URETER: REPORT OF A CASE
山田 茂
1
Shigeru YAMADA
1
1岡山大学医学部泌尿器科教室
1Department of Urology, Okayama University School of Medicine
pp.471-473
発行日 1966年5月1日
Published Date 1966/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204359
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I.はじめに
下大静脈後尿管は従来比較的稀れな下大静脈の発生異常による先天性奇形疾患とされている。欧米では1935年Kimbrough1)が臨床第1例を報告,以来現在までに100例強の報告があり,一方本邦での臨床第1例は1941年山本2)が報告している。最近では1958年西浦等3),1961年高安等4),1962年中野等5),1963年広瀬等6)の夫々本症の集収報告があり,又1964年酒徳等7)が1963年末までの本邦例29例を蒐集し詳細に報告している。
著者も最近本症の1例を経験したので簡単に考察を行つた。
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