Japanese
English
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石灰沈着を伴つた多形皮膚筋炎の1例
A CASE OF POIKILODERMATOMYOSITIS WITH CALCINOSIS CUTIS
多田 慶介
1
,
嶋崎 匡
1
Keisuke TADA
1
,
Tadashi SHIMAZAKI
1
1北海道大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Hokkaido University School of Medicine
pp.509-513
発行日 1964年5月1日
Published Date 1964/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203784
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I.緒 言
皮膚筋炎には石灰沈着症がしばしば合併するといわれ,事実欧米では比較的高頻度にみられるようである1)2)3)4)。しかし本邦では記載が少なく,飯島ら5)の綜説によると,昭和35年までの皮膚筋炎の報告77例中僅か3例にみられるにすぎず,臨床症状の確実な記載のあるのはそのうち2例4)6)だけである。
今回我々は石灰沈着を伴う多形皮膚筋炎,すなわちPetgesのいわゆるPoikilodermatomy—ositis avec concrétions calcaires souscuta—neésに相当する1例を経験したので以下に報告する。
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