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泌尿器科図譜・154
尿浸潤を思わせた腹水の陰嚢内浸潤例
A CASE OF INFILTRATION OF THE ASCITES IN TO SCROTUM, SUGGESTED URINE INFILTRATION
島雄 周平
1
,
西尾 徹也
1
,
徳原 正洋
1
Shuhei SHIMAO
1
,
Tetsuya NISHIO
1
,
Masahiro TOKUHARA
1
1鳥取大学医学部皮膚泌尿器科学教室
1Department of Dermato-Urology, Faculty of Medicine, Tottori University
pp.765
発行日 1963年8月1日
Published Date 1963/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203573
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初診 昭和38年3月14日午後3時 患者 高○哲○,男児,昭和37年1月1日生。
既往および現病歴 昭和38年3月13日全身浮腫減尿を来たし本学小児科に入院,Nephroseと診断され治療中である。腹は腹水のため蛙腹であつた。また今迄陰嚢水腫として2回穿刺を受けている。4月13日午後7時頃右陰嚢が鶏卵大となり,穿刺を受け約400ccの穿刺液を得た。腹は平坦となつた。午後7時頃より陰嚢の腫脹を認め,また陰茎も浮腫状となつて来た。その後2〜3回穿刺を受けるも穿刺液は得られなかつた。
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