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弘前大学皮膚科教室過去13年間に於ける癩を疑わしめた症例について
SOME CLINICAL OBSERVATIONS ON LEPROSY DURING LAST 13 YEARS (1946-1958) IN OUR CLINIC.
西村 栄雄
1
Hideo NISHIMURA
1
1弘前大学医学部皮膚科泌尿器科教室
1Dermato-Urological Department of Hirosaki University
pp.1247-1251
発行日 1959年11月1日
Published Date 1959/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202687
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緒言
本邦に於ける癩患者は内務省及び厚生省調査1)によると明治39年に人口比0.5%あつたものが次第に減少し,昭和15年には0.2%となつており,諸家2)〜27)の報告からみても明治,大正,昭和と次第にその罹患率は低くなり,更に近年特に終戦後は年々減少の道を辿つているものの如くである。私も当地方に於けるこの間の消息を窺うべく,昭和21年より昭和33年に至る13年間に弘前大学附属病院皮膚科外来を訪れた癩を疑わしめた患者について,2・3の臨床的観察を行なつたのでその概略を以下に報告する。
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