Japanese
English
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興味ありしレ線陰性結石
A INTERESTING CASE OF NON-OPAQUE CALCULI
南 武
1
,
細部 一
1
,
森永 圭一郎
1
,
三木 信男
1
Takeshi MINAMI
1
,
Hajime HOSOBE
1
,
Keiichiro MORINAGA
1
,
Nobuo MIKI
1
1東京慈恵会医科大学泌尿器科教室
1Department of Urology, Tokyo Jikeikai School of Medicine.
pp.939-942
発行日 1958年9月1日
Published Date 1958/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202350
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緒言
尿路結石は特有の臨床症状により該疾患を,想定しうる場合が多くあるが,その診断確定には,泌尿器科的特殊検査法,ならびに,レ線撮影法により結石を確認する必要がある。大多数の場合には,レ線により,容易に結石像をフイルム上に描出し得るものであるが,ときに結石像を生じないレ線陰性結石に遭遇し,診断に困難を感ずることがある。この様な症例,および実験的研究については,既に諸氏により,報告されているが,当教室に於ても,最近また,興味あるレ線陰性結石症例を経験した。之に排泄性腎盂撮影法及び逆行性腎盂撮影法を行い,診断が確定しなかつたが,経皮的腎盂撮影法を併用して,初めて診断を確定し得たので報告する。
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