Japanese
English
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ビタミンD3による乳児湿疹の治療
THERAPY OF INFANTILE ECZEMA WITH VITAMIN D3
堀江 徹也
1
,
堀江 通正
1
Tetsya Horie
1
,
Michimasa Horie
1
1順天堂大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology,Faculty of Medicine, Juntendo University
pp.711-712
発行日 1957年8月1日
Published Date 1957/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202028
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緒言
Charpyが尋常性狼瘡や他の結核性皮膚疾患のビタミンD2による治療を記載して以来,他の非結核性疾患に対しても使用され,就中RiehlおよびKoeptは慢性湿疹や神経皮膚炎に用いて有効であつたと述べている。
乳児湿疹の治療は仲々困難で,特に滲出液の多いものは種々の薬剤を使用しても抑えることが出来ない場合がある。このような例に対して私達は動物界においてビタミンDの母体であると云われる7-Dehydrochlesterol即ちビタミンD3を乳児湿疹の治療に使用したところ有効であつたので報告する。
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