Japanese
English
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前立腺剔除後発生し絹糸を核とせる膀胱結石の1例
A CASE OF THE BLADDER CALCULUS GROWN CENTERED BY THE OPERATIVE SILK THREAD AFTER RETROPUBIC PROSTATECTOMY
津田 正明
1
,
篠 力
1
Masaaki Tsuda
1
,
Tsutomu Shino
1
1国立別府病院皮膚泌尿器科
1Beppu National Hospital
pp.402-404
発行日 1957年5月1日
Published Date 1957/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201953
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膀胱異物結石の症例報告は今日まで相当多数を算し珍しいものではなく,それらの統計的観察も幾多の報告者により詳細に報告されている。著者の一人津田は体性第30巻(1943)に絹糸を核とせる膀胱結石の症例追加を行い当時まで約20例を集め得た。その後の症例は多く発表され,1956年に神長は前立腺剔除後発生せる膀胱異物結石の1例を追加発表し,現在までの絹糸を核とする膀胱結石症例の本邦例60例を集め報告している。吾々は最近前立腺剔除後絹糸を核として発生した膀胱異物結石の1例を経験したのでその概略を追加報告する。
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