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内外文献抄録
pp.1071-1081
発行日 1956年12月1日
Published Date 1956/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201856
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皮膚科
外国文献
全身性エリテマトーデスの診断と治療 E.L.Dubois-Ann.Int.Med.45:163,1956.
過去6年間に経験した163例について述べている。L.E細胞ばヘパリン法,Snapperのリング法等4種の方法を行つたが,いずれもその検出率は低く,実際的には少くとも3種以上の併用が必要である。治療として抗マラリヤ剤は有効であるが,ステロイドが最も優秀で90%の有効率を示した。ナイロジン・マスタードは腎疾患の併発がある場合に奏効した。本症の予後に関し,不適当な治療或は治療をうけない59例の平均生存期間は2年に過ぎないが,適当な治療をうけた138例のその期間中における死亡率は10%以下にすぎない。
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