--------------------
慢性潰瘍性膿皮症
足立 功
1
,
山田 功
1
,
山本 駒彦
1
1北海道大學醫學部皮膚科教室
pp.623-624
発行日 1953年10月1日
Published Date 1953/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201061
- 有料閲覧
- 文献概要
慢性乳嘴状潰瘍性膿皮症の中には乳嘴状増殖の著明なもの或はないもの等によつて,Volavsekは之を乳嘴型,疣贅型,潰瘍型に分けている位であるが,この分け方が果して當を得ているが否かは別として,事實乳嘴状増殖の見られない謂わば慢性潰瘍性膿皮症とも稱すべき例に遭遇する。茲に報告するのはグラム陰性桿菌により起されたかかる1例で,數年間治癒しなかつた頑症が,オーレオマイシンの内服によつて驚くべき程速かに治癒したものである。
Copyright © 1953, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.