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外傷部位に限局繼發せる疣贅の2例
井上 武夫
1
1横濱醫科大學皮膚科教室
pp.226-228
発行日 1953年4月1日
Published Date 1953/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200951
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疣贅の成因は今日猶確定されていないが,傳染説特にビールス説が有力であり,外的刺戟も重要な因子として考えられている。例えばVariot(1897)14),Lanz(1899),Jadassohn(1896)等は實驗的な立場から,疣贅の傳染説を支持,特にCiuffò3)(1906),Serra(1924)13)はビールス説を唱え,又Lipsdhütz(1924)9)は組織學的見地より,疣贅をZelleinschluss Krankheitの項に入れている。
最近,我々は明らかに外傷部位に限局繼發せる疣贅の2例に接する機會を得たので報告する。
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