皮膚科圖譜・25・26
太田氏色素血管母斑症/慢性乳嘴状潰瘍性膿皮症
竹中 良子
1
1東大皮膚科
pp.115-116
発行日 1953年3月1日
Published Date 1953/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200918
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22歳未婚女子。左上胸から同上背へかけて單純性血管腫が出生時から存在したが,15歳,月經初潮を見た頃から左右眼團に青褐色の色素沈着を生じたと云う。現在鞏膜にも青褐色の小色素斑が見られる。なお躯幹の單純性血管腫には淡褐色の色素斑が混在する他,腰部には青色母斑が見られる。太田氏色素血管母斑症と看做すが,又單純性血管腫,青色母斑,太田氏眼上顎褐青色母斑(兩側性!),三者の併發例と云つてもよい。
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