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内外文献抄録
pp.555-562
発行日 1951年11月1日
Published Date 1951/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200628
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皮膚科
―外國文献―
尋常性痤瘡の基礎代射率に就て
S. C. Smith等(J. Invest. Dermat. 17 : 13, 1951)は脂質代謝障碍と,甲状腺機能低下状態が本症發生の一つの要因となり得るとし,1939—1948に於ける本症患者の353名に基礎代謝を測定して次の結果を得た。即ち,基礎代謝値±10%以内の値を示したもの195例(55.2%),-10%以下150(42.5%),+10%以上88(23%)で,後2者の比は150:8=18.75:1となり基礎代謝値減少を呈する者が壓倒的に多い事を觀測し,正常人との比較に於いて本症發生の一因子を,ここに求めようとする。
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