--------------------
内外交献抄録
pp.155-160
発行日 1951年3月1日
Published Date 1951/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200489
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
皮膚科
——外國文献——
ピリペンザミン及びアンチスチン使用による皮膚炎
W. B. Sherman et al.(J.Allergy 21: 63, 1050)は抗ヒスタミン劑使用によるアレルギー性皮膚炎患者3例中2例はピリベンザミン軟膏によるもの,1例はアンチスチン點眼によるものを報告した。患者はすべて既往にアレルギー性疾患を有し,抗ヒスタミン劑が用いられた後の感作の事實としては,臨床的觀察で明かに病巣の増惡を示し,貼布試驗では對照で陰性,第1例でけピリベンザミンに反應し,その種の他の藥劑で反應せず,第2例ではピリベンザミン,テニレン,ネオアンテルガンに反應し,他の6種の抗ヒスタミン劑は反應せず,第3例では8種の抗ヒスタミン劑に反應したが,化學構造上他の系統から造テフオリンには反應しなかつた。
Copyright © 1951, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.