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女子尿道脱の4例
奧井 重敬
1
,
増田 圭喜
1
,
兒玉 和志
1
1長野赤十字病院皮膚泌尿器科
pp.423-426
発行日 1950年10月1日
Published Date 1950/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200410
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緒言
女子尿道脱とは尿道粘膜が外尿道口から飜轉脱出したものを謂い,本症の學術的記載は1732年Solingenに始まると云われ,その後Kleinwäch-ter,Lachs,Brüning,Säuferlin等の非常に詳細な報告が發表されるに至つた。
我國に於いては國友氏が100名の娼妓を檢診して10名の尿道脱を發見し左程に珍らしい疾患ではないと推斷したが,落合氏その他の諸氏は尿道脱を尚依然として稀有な疾患の中に加えている。
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