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第276回日本皮膚科學會東京地方會記事
pp.38-40
発行日 1948年1月1日
Published Date 1948/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200071
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本會は昭和22年6月19日(木)午後2時遞信病院講堂で土屋博士司會の下に開かれた。遠山博士高橋名譽教授始め參加者60名に及び,演題約20,近年につき盛會であつた。本會は戰時中から引續き東大に於てのみ開催されてゐたが,今回以後舊に復し,會場は隔月東大以外の各處持廻りとなつた。以下例により各演説の跡を辿つて見よう。
1.船僑氏(東大)「一種の爪甲榮養障碍症例」65歳の建具職人の指趾爪甲に1年來半月部の隆起及柔軟化が起つた。組織學的にMatrixの角化異常あり,血液に若干の生化學的變化を認め,原因を内分泌障碍にありとする。橫山教授よりP llagraの疑を置かれた。
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