特集 呼吸器薬物療法—現場ではこう使いこなす
癌治療薬⑥—免疫チェックポイント阻害薬
瀧上 理子
1,2
,
後藤 悌
1
1国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院呼吸器内科
2自治医科大学内科学講座呼吸器内科学部門
pp.118-125
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200432
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Point
・免疫チェックポイント阻害薬の登場により,肺がんの治療戦略は大きく変化した.
・免疫関連有害事象(immune-related adverse events;irAE)は全身の多岐にわたる臓器・器官に出現し,その出現時期を予測することは難しい.
・irAEは時として重篤化し致死的となるため,出現時には速やかに診断し,早期に治療介入することが重要である.
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