特集 呼吸器疾患の鑑別診断—「基本画像パターン」,「病態」,「経過」
Ⅱ.各論
胸膜・胸壁疾患
林 秀行
1
1諫早総合病院放射線科
pp.140-148
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200337
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Point
・胸水を単純X線写真で指摘すること,CTではその性状に注意すること,胸膜の肥厚,その性状を評価することが重要である.
・アスベスト関連胸膜病変について理解し,鑑別疾患,合併する腫瘍性病変の性状,曝露から発生までの期間を把握しておくことが重要である.
・胸膜・胸壁に生じる腫瘤は多岐にわたるが,骨由来か軟部組織由来かで分けられる.慢性膿胸には悪性リンパ腫,扁平上皮癌,肉腫の合併が知られている.
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