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特集 脳神経画像Critical Findings—おさえておきたい症状とCT/MRI画像所見
Editorial
Editorial
藤井 幸彦
1
,
岡本 浩一郎
2
1新潟大学脳研究所脳神経外科学教室
2新潟大学脳研究所トランスレーショナル研究分野
pp.219
発行日 2021年3月10日
Published Date 2021/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436204381
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さまざまな主訴や症状で来院する患者に直面し,正しく診断し,適切な治療の方向性を考える上で,客観的な情報を提供する種々の画像読影の果たす役割は大きいと思われます.画像所見から診断が示唆されることが多く,鑑別診断を考え,さらなる画像検査の追加などから,ある程度診断を絞り込むことができます.一方,所見を見逃したり,誤認したりすれば,脳神経系疾患では患者の生命や機能を失うことに直結するなど,重大な結果を招く可能性もあります.
本特集では,脳神経外科医がおさえておきたい画像所見や疾患について取り上げ,日々の診療や専門医試験に役立つ情報を提供することを目的としています.第一線でご活躍の脳神経外科の先生方に,ご専門とされる領域の中から脳神経外科専門医を目指す医師にぜひ知っておいてほしい基本的知識や新しい概念を学べる症例を中心にご執筆いただきました.また,中枢神経系の画像診断を担当する放射線科医が,これはぜひ脳神経外科医にも知ってほしいと思われる画像所見の症例,脳神経内科医が診断・治療を担当する疾患でも,患者が脳神経外科外来を受診してこの画像所見を見たり,この疾患を疑ったりした場合には脳神経内科医に相談してほしいという症例など,臨床の現場で脳神経外科医が遭遇し得る症例画像を提示し,画像所見・疾患概念や病態生理,治療法などについてわかりやすくご解説いただきました.
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