臨床留学のすすめ
ナポリ臨床留学体験記—Università degli Studi di Napoli Federico Ⅱ
森 良介
1
1東京慈恵会医科大学脳神経外科
pp.409-413
発行日 2016年5月10日
Published Date 2016/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436203300
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
1.はじめに
筆者は2012年9月から2013年8月まで,イタリア・ナポリにあるUniversità degli Studi di Napoli Federico Ⅱにclinical fellowとして臨床留学する機会をいただいた.脳神経外科専門医を取得後,脳腫瘍,内視鏡下経蝶形骨洞手術に従事する日々を送りながらも,東京慈恵会医科大学の手術に新しい風が必要だと感じるようになった.そんな時,幸いにも日本神経内視鏡学会でのPaolo Cappabianca教授の招待講演を聴くことができ,ナポリで後日開催されるhands-on workshopに参加させていただくことになった.その後,再度メールで連絡をとり,さらなる臨床経験を同大学で積むための1年間の臨床留学を受け入れていただいた.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.