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呼吸器内科医への留学のすすめ
シカゴ大学留学体験記
Experience of Postdoctoral Training in Chicago (Department of Pediatrics and Microbiology, University of Chicago, 4.1.2009~3.31.2012)
猪島 一朗
1
,
橋本 修
2
Ichiro Inoshima
1
1九州大学大学院医学研究院附属胸部疾患研究施設
2日本大学医学部内科学系呼吸器内科学分野
1Research Institute for Disease of the Chest, Graduate School of Medical Sciences, Kyusyu University
pp.605-608
発行日 2014年6月15日
Published Date 2014/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404102503
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●Introduction●
私たちが留学した時代は,十分に英語がしゃべれなくても留学を志す意思と目的があれば採用願いの手紙を書き,または先輩に紹介をお願いし,何とか留学の実現に向けて努力した.また,ある程度の経済的負担を親・兄弟にお願いし,帰国後,すべてではない場合もあるが返済に苦労した人もいると思う.このような状況でも,留学経験者は誰しもその素晴らしい体験を語る.このように「留学の意義と体験」を語り伝えることに加えて,現在,留学生を増やすには,留学を援助・応援する制度整備も重要な課題と思う.猪島一朗先生の手記を読み,貧しかったが研究に没頭し,妻,小学1年生の息子と幼稚園年中の娘と過ごした30年前の留学時代を思い出し涙が出るのを禁じ得ない.留学を志す医師を応援できるような制度作りと環境整備に尽力してゆきたい.
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