扉
神経放射線夏期セミナー
牧 豊
1
1筑波大学脳神経外科
pp.1201-1202
発行日 1977年11月10日
Published Date 1977/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436200717
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1965年のColumbia大学の神経研究所(所長H.Merrit)の神経放射線科(主任E.H.Wood)のX線meetingはTaverasの遺して行ったstyleであった.月曜日から金曜日まで毎日午後3時から,その日に撮影されたfilmのreviewが始まった.連続脳血管撮影,somersaultのPEG, myelographyなどが主で,頭蓋単純撮影は,2カ月交代でstaffが早朝にstereoviewerでみたもののうち,所見のあるもの,教育的なものだけが顔を出すに過ぎなかった.当時はTaveras & WoodのDiagnostic Neuroradiologyが出版された直後であり,欧州や南米からの見学者も多かった中TaverasはSt.Louisに栄転したばかりで時折打合せに来たときmeetingにも顔を出していた.
Meetingでは,procedureを行ったresidentがOxford card位の臨床メモとbrain scintigraphyの所見などを述べ,脳血管撮影では針刺部位よりしだいに末梢までpointerで指しながら判読し,最後にangiographical diagnosisを述べるといったごく一定した判読を行っていた.そのあとdiscussionが行われ,key filmが決定され,それらに黄色のメモ用紙がクリップされ,直ちにsubtruction, duplicationあるいはslide作製へと回わされた.
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