報告記
第2回日本ロシア脳神経外科シンポジウム報告記(2010年5月9~11日)
佐々木 寿之
1
1東京女子医科大学脳神経外科
pp.98-99
発行日 2011年1月10日
Published Date 2011/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436101332
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2010年5月9日(日)~11日(火),「第2回日本ロシア脳神経外科シンポジウム(The second Japanese-Russian Neurosurgical Symposium)」が,森山記念病院名誉院長堀智勝会長のもと,目の前に広がる富士山を正面に望む富士急ハイランドリゾートホテルアンドスパにて開催されました.
本会は,Valery Bersnev教授,高倉公朋名誉教授が日本およびロシアの脳神経外科領域における交流と,21世紀におけるさらなる発展を見出す情報交換を目的として創設されました.隔年で開催されており,第1回はThe Russian-Japanese Neurosurgical Symposiumとして一昨年4月にロシアのサンクトペテルブルグにおいて,Valery Bersnev会長,高倉公朋名誉会長のもとに開催されました.前回は日露双方から70名を超える参加者があり演題数も58を数えていました.内容も脳腫瘍,脳血管障害,脳機能性疾患,脊髄脊椎疾患,先天性疾患など多岐にわたっており,成功裏に終わりました.今回第2回をわが国において開催することによって,今後も日本およびロシアの脳神経外科学領域における人的交流と情報交換を密にすることは,両国の脳神経外科にとって大いに意義のあるものと思われます.
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