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2010年6月14~15日,イタリア,ナポリのUniversita degli Studi di Napoli FedericoⅡにて,Prof.Enrico de Divitiis,Prof.Paolo Cappabianca主催のもと,10th International Hands-on Workshop,Endoscopic Endonasal Skull Base Surgeryが開催され,参加してまいりました.1日目は主にpituitary surgery(sella到達まで),2日目はextended skull base surgeryについて,それぞれ午前中は,主催の教授らの他,Prof.Luigi M Cavallo,Prof.Giorgio Frank,Prof.Edward Lawsらのレクチャーがあり,午後はラボへ移動して,2人の参加者に1つのcadaver headが与えられpituitary glandからbasilar artery,vidian canalに至るまでさまざまなランドマークを確認しながらendonasalにcadaver dissectionさせていただきました.参加者はヨーロッパ圏内の他米国,ベネズエラ,エジプト,マレーシア,台湾から医師達が参加し,日本人は私1人であったため,ロンドンから来られた3人の医師の方々のうちの1人と組んで,英語でanatomical landmarkを話し合いながら,交替で神経内視鏡をホールドして行いました.私達の組はProf.Giorgio Frankがtutorで,骨粉などを一緒に吸引して下さりながら“Take out the middle turbinate! You are going too anterior.”(中鼻甲介を取り除きなさい,前に行き過ぎている)などと直々にご指導いただき,光栄でした.
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