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医用画像に使えるフリーウエア(DICOM 画像の表示,ファイル形式の変換,SPM への応用など)
下村 剛
1
,
井上 亮
2
,
古林 秀則
2
1大分赤十字病院脳神経外科
2大分医科大学脳・神経機能統御講座(脳神経外科)
pp.90-93
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436100013
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はじめに
従来,医用画像は各社独自のファイル形式を使用していたため,パソコン(Windows PCやMacintosh)での利用やナビゲーションシステム等の他の医療機器へ画像を取り込む際には,メーカーよりファイル形式の情報を公開してもらい,解読するという作業が必要であった.1993年に医用デジタル画像標準化のスタンダードとしてAmerican College of Radiology(ACR)とNational Electrical Manufactures Association(NEMA)によりDigital Imaging and Communications in Medicine (DICOM)が発表された.DICOMには,ネットワークでの転送の規格も含まれており,DICOM形式ファイルは,検査種別,撮影時の諸情報,患者情報などの含むヘッダ部分とイメージ情報の部分からなっている.現在,DICOM画像を表示できるフリーウエアは多数公開されている.ここでは,fMRIのデータをDICOM形式でパソコンにネットワークに転送後,ファイル形式を変換して,Statistical Parametric Mapping (SPM) に取り込み解析するプロセスで有用なフリーウエアを中心に述べたいと思う.なお,DICOM規格の詳細について興味のある方はThe DICOM Standards Committeeのホームページ(http://medical.nema.org/) を参照されたい.
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