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Shinkei Kenkyu no Shinpo Volume 9, Issue 3 （September 1965）

神経研究の進歩 9巻3号（1965年9月発行）

Japanese English

特集第7回神経化学懇話会

シンポジウムⅡ／神経系病態の生化学

マウス脳室内注入法より見た痙攣誘発とイオン—特にCaイオンとの関係 The Induced Convulsions Derived from Intraventricular Injections on Mice, and the Relationships between Ca or Other Various Ions and the Induced Convulsion 喜多富太郎 ¹ , 神谷大雄 ¹ , 柴田邦治 ¹ T. Kita ¹ , H. Kamiya ¹ , K. Shibata ¹ ¹近畿大学薬学部薬理学 ¹Dept. of Pharmacology, Faculty of Pharmacy, Kinki University pp.485-488

発行日 1965年9月25日 Published Date 1965/9/25

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904203

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Abstract 文献概要
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　最近われわれはHaley ＆ McCormick法により無麻酔，無抱束マウスの脳室内に多数の痙攣物質，抑制物質その他イオンを注入する実験を行ないそれぞれ報告してきた^1）-4）。

　はじめに種々の痙攣誘発物質0.02cc注による95％痙攣致死量をLD₉₅（μg/20g）の値で求めた結果，第1表に示すようにEDTA-2Na；tripolyphosphate；fumarc acid；Na-oxalate；trisodium citmate；NaFまたはnicotin tartrateなどのCa^2＋とchelateや難溶性物質を形成しやすいものではいずれもLD₉₅の値は比較的大であつた。