Japanese
English
特集 生体時計と概日リズム
序文
Introduction.
高橋 清久
1
Kiyohisa TAKAHASHI
1
1国立精神・神経センター
1National Center of Neurology and Psychiatry
pp.713-714
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431901462
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- Abstract 文献概要
近年もっとも大きな発展をとげた研究分野の一つが時間生物学であろう。とりわけサーカディアンリズムにかかわる遺伝子研究の進展には目を見張るものがある。それに関連してサーカディアンリズムに関わる種々の現象,なかでも睡眠と覚醒のリズムに関する研究の成果もあがっている。
時間生物学は幅広い分野を包含した学問領域であり,遺伝子研究から睡眠覚醒リズム障害や交代勤務,時差症候群といった臨床,さらには社会学的側面までカバーしている。本特集は一方では時計遺伝了を中心として基礎的な面からの研究の進歩を,もう一方で睡眠覚醒リズム障害や交代勤務など臨床的側面の研究の進歩をわが国の代表的な研究者がまとめたものである。
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