投稿 GM Clinical Pictures
敗血症性ショック、AKI.このCT所見は?
柴田 健継
1
,
佐藤 信宏
1
,
廣瀬 保夫
1
,
若松 拓也
2
,
中村 元
2
1新潟市民病院救急科
2新潟市民病院腎リウマチ科
pp.1473-1475
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429205127
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CASE
患者:50代、女性。
主訴:腹痛。
現病歴:来院前日に腹痛が出現し、近医を受診して尿路感染症を疑われ、セフトリアキソンの静脈内投与、シタフロキサシンとアセトアミノフェンの処方を受けた。その後も腹痛は改善せず、当院に救急搬送された。
既往歴・内服歴:特記事項なし。
身体所見:体温36.2℃、血圧65/52mmHg、脈拍数115回/分。呼吸数16回/分、SpO2 98%(酸素3L/分)、意識清明。末梢冷感あり、腹部全体に圧痛があるが、反跳痛や筋性防御は認めなかった。
血液検査:AST 43 U/L、ALT 25 U/L、BUN 33.4 mg/dL、Cr 2.21 mg/dL、CRP 16.64 mg/dL、Lac 3.99 mmol/L、WBC 6,500/μL(Neut 89.4%)、RBC 416×104/μL、Hb 11.3 g/dL、Hct 35.5 %、Plt 5.7×104/μL、APTT 54.6秒、PT-INR 2.04。
尿検査:混濁(3+)、白血球(2+)、亜硝酸塩(-)。
画像所見:腹部造影CT(図1)。
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